
EQ(感情知能)とは
Emotional intelligence quotient
"EQ"とは
What is Emotional intelligence quotient
「EQ」とは何か?

・人が頑張る姿を見て自分の心も躍る
・色々考えていたら不安になってしまい、行動に移せなくなる
・何かを見て思わず立ち上がって喜んだり、大声を出して驚きを表現する
等、、。
自分の中にわいた感情は、その後の思考や行動に影響を与えますが、
それだけではなく、周囲の感情によって自分の感情が影響されることもあります。
・周囲が大盛り上がりしているのを見て自分もわくわくする
・仲間が新たな一歩を踏み出す姿を見て自分も一歩踏み出したくなった
・感情的に言い争っている姿を見て、自分もイライラした
等、、、。
このように感情は、周囲にも伝播し影響を与えることがあります。
一方で、時に「不安な気持ちを押さえて堂々と振る舞う」・「怒っていることを相手に伝えない」など、わいている感情を抑える、わいている感情とは別の行動をすることもあります。
意図的に行っている事もありますが、
「感情は必要ない」・「感情は脇に置くもの」という考えが影響していることもあります。そのように教育されてきた背景があるのかも知れませんし、また、自分に向けられた役割期待、自分自身の中にある価値観やあるべき姿、環境等、様々な要因が影響しているのかも知れません。
感情をどう扱うかに正解はありませんが、
言い換えると、「感情をどのように扱うのかは自分で選択できる」ということと言えます。
だからこそ、自分や周囲のために大事に扱いたい。
結果としてそれが、周りや自分の幸せに繋がっていくものでもあるからです。
EQ(感情知能)とは、アメリカの心理学者であるピーター・サロベイ博士とジョン・メイヤー博士が1990年頃に提唱した考え方で、「よりよい結果に結びつけるために、感情を知的に活用する能力」のことを言います。
作家のダニエル・ゴールマン氏が1995年に出版した『EQ: こころの知能指数』が日本でもベストセラーになったことでEQの考え方が日本でも知られるようになりました。
自分が心から望む、より良い結果を手にするために。
目的に向かって、感情を適切に意図的に扱う能力のことを(感情知能)といいます。
日常を振り返ると、常に「感情」というものが身近にあることに気づきます。
EQを発揮して、自分が行きたい未来に自分を連れて行く
EQとは、自分自身を不用意に押さえたり、周囲に流されることではなく、目的に向かって自分の意識を本当に重要なことに向けさせたり、効果的な意思決定・動機づけに繋げるために欠かせない能力のひとつです。
EQを発揮するということは、自分が心から望む、より良い結果を手にする事に向けて、自分の感情・思考・行動を意図的に活用することであり、こういった日々を継続することが、自分自身をハンドリングしている実感を感じたり、毎日や人生といった長い視野での納得感・幸福感を高めていくことに繋がります。
自分が本当に心から望む未来を描けるのは自分であり、
また、未来に向かっているのかどうかを判断出来るのも、自分自身。
EQの発揮は、自分が本当に行きたい未来に向けて、自らを向けさせる事でもあると言えます。
EQの発揮とは組織の活性化に繋がる
EQの発揮は、人々と共に働きながら、活性化した組織を作り出し成果を出すことに繋がります。もし、そういったEQを発揮するリーダーやメンバーが組織に増えたら、その組織にどのような変化を生むことができるでしょうか。
学習可能なEQは、より発揮することで、リーダーシップや組織風土に影響を与え従業員のエンゲージを高めること、またその結果として離職防止や生産性向上へとつながります。

EQモデル
世界最初で最大の感情知能開発専門組織である米国Six Seconds社のEQモデルでは、
適切な判断や行動のために、次の3つの探求を心がけることでEQ(感情知能)が働くと考えています。
知る Know yourself:自己認識
自分が感じている事やしようとしていることを自己認識していたり、認識しようとすること。
感情そのものや、感情は行動に向かわせるエネルギーであることを理解し情報を得ること。
選ぶ Choose yourself:自己管理
感情に流されたり、無意識に反応をするのでなく、目的/目標に向けて適切な行動を選択するために、意識的に選択肢を並べ、熟考すること。
活かす Give Yourself:自己方向づけ
相手の感情にも配慮しながら、同時に自分のビジョンや使命感を行動に反映させ、軸をぶらさずに行動につなげること。
EQを発揮することにより、周囲との関係性を良好に保ち、自分が向かいたい目標やゴールに向けて自分自身を活かすことができ、仕事だけでなく人生をより豊かにすることにも繋がります。


Orangedaleでは、世界最初で最大の感情知能開発専門組織である米国Six Seconds社のEQモデルを扱うEQ開発のスペシャリストとして、企業や個人の皆様むけにEQ(感情知能)のサービスをご提供しています。
企業や個人に対し一人ひとりが感情面のスキルを育み目標を達成することのお手伝いや、EQ専門性を高めたい方向けのEQ基礎講座(公開講座)の開催などを行っています。

当社代表がEQを学ぶ理由
Message
当社代表が初めてEQを知ったのは、子育てをしながらどう「働く」を実現させていくか模索をしている最中に、「感情とは何か?」という疑問がわいたことが始まりでした。
毎日が一瞬で過ぎるような感覚の中、どのようにして子育てのスタイルを作っていくか、どのようにして理想とする働き方を実現させていくかといったテーマに向かっていくことは、私にとってとても大事なテーマでした。
日々を振り返ってみると、「わくわくして、早く行動したくなる」こともあれば、不安や心配から「思うように一歩を踏み出せない」・「いつもやっていることなのに、とてもハードルが高く見える」と感じる時がありました。そういった、感情による思考行動の違いに気づいたとき、違いを生み出す要因のひとつに「感情」があるのかも知れないと思い始めました。
同じ頃、私はコーチとして企業の経営者や管理職層の方々と向き合う機会が多くあり、同じような疑問を持ち始めていたことも影響していたように感じます。うまくいっている組織とうまくいっていない組織、その違いを生み出しているのはやはり「感情」が一つのヒントになりそうだと感じ始めていました。このようなとき、出会ったのがEQでした。
・「感情を活かし、目的に沿った思考行動を選択する」とはどういうことか?
・EQを発揮できたらどんな未来を創り出せるのか?
そのようなことを考えながらEQを学べたことが、私の考え方を大きく変えるきっかけにもなりました。
常に身近にある感情を大切にすることが、結果として周囲や自分の幸せに繋がる。そのように感じています。